環境キャンペーン

第63回びわ湖毎日マラソン大会「環境キャンペーン」ご報告

 びわ湖毎日マラソン大会実行委員会は、市民の環境意識の高まりを受け、2008年3月開催の第63回大会から環境保全活動への賛同、参加を呼びかける環境 キャンペーンを実施しました。出場選手が自然と触れ合う競技であるマラソン大会は環境保護のメッセージを発信しやすい場ともいえるからです。また、世界の 主要なマラソンが大都市型であるのに対し、本大会は琵琶湖畔の豊かな自然に支えられているのが特徴であり、地球温暖化など環境危機が叫ばれる現在こそ、取 り組むべき好機と考えました。
キャンペーンは滋賀県、大津市、草津市、NHKのほか、地元の環境団体や環境問題に取り組む企業のご協力をいただき、3月2日の大会当日まで滋賀県各地で 環境に関するイベントを展開しました。また、レースでも走行中に二酸化炭素を排出しない三菱自動車の新世代電気自動車「i MiEV」(アイ ミーブ)が大会車両として参加。環境省の推進する地球温暖化防止活動「チーム・マイナス6%」の協力も受けました。



大会運営車輌「i MiEV」(アイ ミーブ)


チーム・マイナス6%


チーム・マイナス6%受付
地球温暖化防止活動の趣旨に賛同した方々が、各会場で会員登録をしました。

びわ湖毎日マラソンは今年から環境キャンペーンに取り組みました(一部イベントは4月まで継続)。琵琶湖周辺を中心に開かれた各イベントでは、親子連れや 環境に関心の高い方々にお集まりいただきました。ご参加いただいた方々や、ご協力いただいた環境団体、企業、行政の皆様に心より感謝申し上げます。今後も 継続した取り組みを行う予定ですので、なにとぞ ご理解、ご協力をお願い申し上げます。

提携イベント

ニゴロブナ放流式

運営・協力団体:滋賀銀行
(1月26日 草津市)
琵琶湖の固有種で、絶滅の危機を指摘されているニゴロブナの放流

水にやさしい暮らし方作文コンクール

運営・協力団体:滋賀県立水環境科学館、びわ湖銀行
(1月~3月、びわ湖銀行各支店で巡回)
滋賀県立水環境科学館が主催する作文コンクール入選作品を展示

環境写真展

運営・協力団体:滋賀県立水環境科学館
(2月20日~3月11日、草津市・滋賀県立水環境科学館)
環境フォトコンテスト2007での入賞者作品等の展示

中小企業のための地球温暖化対策セミナー

運営・協力団体:滋賀県、NPO法人滋賀環境カウンセラー協会
(2月26日、大津市打出浜、コラボしが)
中小企業がすぐに始められる実践的な環境の取り組みを紹介

菜の花まつり~めざせ循環型社会!減らせ車のCO2

運営・協力団体:菜の花プロジェクト、おおつ環境フォーラム
(3月1日11時、大津市浜大津4、明日都浜大津など)
廃食油からバイオ燃料への精製実験やバイオ燃料で走るエコカートの試走など



菜の花まつり
廃食油で走るエコカートに人気が集まりました。

初春の琵琶湖エコウォークとエコクルージング

運営・協力団体:滋賀県環境学習支援センター
(3月1日9時半、浜大津港集合)
参加者が琵琶湖畔を歩いた後、船で湖を横断しながら観察。参加者の皆様に美しい自然を満喫してもらうとともに、現在の環境問題を考えていただく企画



エコウォーク
福岡からの参加者もあり、近江大橋を参加者が元気に渡り、にぎわいました。

自転車でマラソンコースを走ろう

運営・協力団体:おおつ環境フォーラム・自転車にやさしいまちづくりプロジェクト
(3月1日、琵琶湖畔=大津市、草津市)
自転車を使った省エネ生活をアピールするため、大会前日にマラソンの公認コースを自転車で走行



自転車で走ろう
ランナーより1日早く、琵琶湖畔のコースを完走。注目を集めました。

ごみと水環境を考えるつどい

運営・協力団体:草津市水環境を守る市民運動協議会、ごみ問題を考える草津市民会議
(3月1日13時半~草津市市民交流プラザ)
琵琶湖の水質の現状をテーマにした講演や活動、研究の発表会

滋賀県地球温暖化防止活動推進員募集説明会

運営・協力団体:滋賀県、滋賀県地球温暖化防止活動推進センター
(3月1日13時半~大津市・コラボしが)
温暖化防止の普及活動を行う推進員の活動について説明。「菜の花プロジェクトネットワーク」の藤井絢子代表が基調講演

ヨシたいまつ点火プレイベント

運営・協力団体:大津市環境保全課
(3月1日19時、大津港おまつり広場)
琵琶湖に広がる植物「ヨシ」の群落は生態系の保全に役立っている。刈り取った古いヨシを活用し、琵琶湖の保全とマラソン大会の安全を祈願した



ヨシたいまつ
赤々と天に伸びる炎を、招待選手らが広場や大会本部のあった琵琶湖ホテル内の窓から楽しみました。

環境広場

(3月2日、大津市・国体記念広場)
大会当日、マラソンの発着点となる皇子山陸上競技場隣の国体記念広場で、毎日新聞が展開するMOTTAINAIキャンペーンや環境省のチーム・マイナス6%のブースなどを出展

ベロタクシー

運営・協力団体:NPO法人 五環生活
(3月2日、大津市・国体記念広場)
彦根で運行している電動アシストモーター付き三輪自転車(ベロタクシー)を無料で試乗